スマートフォン版サイト
開業は戦いだ!開業は戦いだ!

歯科開業ブログ「高騰する開業資金」

「高騰する開業資金」

2024/02経営安定化の秘訣
ポイント
  • ・アフターコロナの開業
  • ・人件費も資材費も家賃も値上がり
  • ・現実的な資金計画を!

コロナで変わった“お金”事情

どんな場面でもようやく落ちついたと実感できるようになった“コロナ”ですが、その前と後ではっきり変わったことがあります。それは開業資金の高騰です!
近い将来の開業を目指す先生方にとっては気になるところです。なぜアフターコロナの今、開業資金が高騰しているのでしょうか?その理由として以下のことが挙げられます。

① 内装工事や戸建て建築代金の値上がり

コロナ前と比べると内装工事の費用が上がっています。これは木材やアルミなど建築資材の輸入代金が円安で値上がり、内装工事や建築費用全体が高くなっています。さらに、建築業界も人手不足で人件費が上がっていることも要因です。

② 医療器械の高度化とコスト増

20年前、開業時にCTを購入する方はほとんどいませんでしたが、今は新規開業のタイミングでCTの導入が当たり前になっています。さらにマイクロスコープやスキャナーといった高機能機器もバッチリ揃えて開業しようとすると、機器そのものも値上がり傾向ということもあり、なかなかの額面に!
歯科は“設備産業”であることを踏まえれば器械の購入は必要。器械を拡充させていくとこのように費用が拡大していきます。

③ 都市部の家賃上昇

この10年は首都圏を中心に都市部の地価は値上がり傾向が続いています。地価が上がると家賃も上がります。以前から借りられている家賃は値上げしにくいため、代わりに新規契約の家賃が高くなったという見方が主流です。

開業資金に見合った売上を上げられるか?

20年前の開業資金は約5000万円が目安でしたが、最近は8000万円を超える開業も珍しくありません。上の項目にも挙げましたが、内装や医療器械の費用が増えると、当然それに伴う借入金も増えます。問題は「借入金の返済ができる売上を上げることができるか」どうか。たくさんの開業資金をかけて、多額の借入金で開業!それなのに返済に見合う売上が立たなければ悲劇です。

せっかくの開業を台無しにしないためにも、まずは自分が上げられる売上を把握し、見合う規模の開業を。ユニットなどは後から追加できる仕様にし、患者さんが増えて(安定して)から増設するのが良策です。設備投資や家賃の値上げで総体的に開業資金の上昇傾向はまだ続きそうですが、売上に応じた資金計画を心がけることが大切です。

>>賃貸契約関連など、森川会計へのお問い合わせは
歯科開業・歯科経営サポート「税理士法人 森川会計事務所」

◆【無料】気になる資金事情のほか、開業に必要なテーマが広く学べる「動画セミナーアーカイブ」◆

そろそろ開業準備に着手したい、そんな先生にぴったりの無料セミナー「基礎開業コース」!森川先生が開業の第一歩をサポートします。

★森川先生の動画セミナー [勤務医限定]これから開業を計画する先生方へ

pagetop