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開業は戦いだ!開業は戦いだ!

歯科開業ブログ「小さな医院を開業する」

「小さな医院を開業する」

2023/01経営安定化の秘訣
ポイント
  • ・開業時の医院規模を考える
  • ・最新の医療用器械、揃えたいのは山々だけど…
  • ・「背伸びをしない開業」も検討

立地・設備は充実させたいけれど

新年あけましておめでとうございます。
昨年はコロナが引き続いたりやウクライナ情勢など、大変な話で終始した一年でしたが、今年こそは明るい年にしたいですね。

今年最初は「開業時の医院規模」について考えてみたいと思います。
この10年ほど東京の地価は値上がりの一途をたどっています。都心の駅近だと倍になったところもザラです。それにともないテナント家賃も高騰。以前は35万円~50万円が東京で開業する際の家賃の目安でした。ところが、今では「駅近25坪」で70万円以上の物件も。
また、併せてこのところ医療用器械も高額に!CTをはじめ口腔内スキャナーやミリングマシンを設置する医院も増えてきましたが、それらすべてを購入するとなると、かなりの設備投資になります。言うまでもなく、これだけ設備を充実させるとすればかなりの資金が必要に!

そうなると「開業資金を調達できるか」という話だけではなく、たとえ借り入れができても、実際に「返済に見合う診療収入が見込めるのか」という問題も出てきます。

ミニマムな開業も選択肢のひとつに

なんだか年初からいささかブルーにさせてしまうようなお話をしてしまいましたが、そこはポジティブシンキングで解決です!

前述のような諸問題を考慮し、最近は小さな医院を開業する方も増えています。医院の広さは15坪から20坪。ユニットは2台だけ、といった規模感の医院で、スタッフも1人か2人のミニマムな開業です。

このように敷地面積が小さいと家賃も安く抑えられます。例えば東京では坪2万円は当たり前なので、30坪の広さを求めると家賃は60万円に。一方、15坪の場合だと30万円ほどに抑えられます。これは大幅に安くなりますね。地方であればさらに安くなることに!このように医院の面積が小さいと内装費も抑えられ、ユニットが少なければと設備投資も安くつきます。診療収入の面ではそれほど大きくはなりませんが“身の丈の合った”診療収入を確保し、生活するスタイルです。

先生の創意工夫を武器に

本当は広い医院で最先端の器械をバッチリ揃えて開業したいのが本音かもしれません。お金がいくらでも調達できるのならそれもアリですが、必ずしも恵まれた条件の先生方ばかりではありません。まずは最低限の設備で開業をし、医院経営を軌道に乗せてから、理想の設備を充実させて行くのも賢明な方法です。

このような<ミニマム開業>は制約がある一方、先生ならではの知恵と工夫を集約させる開業スタイルです。資金調達が潤沢にできない。それでも開業したい。そんな場合の独立の第一歩として検討されてはいかがでしょうか。

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