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歯科開業ブログ「借入金の返済期間」

「借入金の返済期間」

2022/07お金を残すコツ
ポイント
  • ・皆さん悩んでます「借入期間は何年が良いの?」
  • ・売上予測の数字を過信し過ぎると…
  • ・最初は長期の借入で資金負担を軽く!

開業時の借入期間、おすすめの設定は?

医院の開業時には借り入れをする方がほとんどです。
このとき皆さんから受ける相談といえば「借入期間は何年にしたらいいか」といった内容です。一般的に、借入金の利息は借入期間が短ければ安くなり、逆に借入期間が長ければ利息は高くなります。「支払う利息をできるだけ低くしたければ、借入期間は短い方がいい」ということになります。

ですが、前出のような相談では、私は借入期間はできるだけ長く申し込むよう奨めています。

売上予測≠実際の売上

開業前は診療収入が実際どれくらいになるかは正直わかりません。売上予測はあくまで「予測」です。それが現実の売上になる訳では決してありませんし、予想より下がることも往々にしてあります。繰り返しますが、売上予測はあくまで見込みの金額です。

そんな仮定のお話とは違い、一方、借入の返済額は確定している支払い額です。予想より売上が少なくても返済額を減らすことはできません。確実に支払う必要があるのです。そんな万一のことを考え、できれば返済期間を長くして金額を少なくしておくことを奨めているわけです。
事業用ローンだと15年の返済期間が一般的です。したがってテナント開業の多くは15年を目安にローンを組みます。戸建て開業の場合は建物もあるため20年~25年と長くなることが多いですね。

軌道に乗った時こそ貯金を

ここからは借入後のお話です。借入後は計画通りにしっかり返済を行い、借入金を増やさないようにすること。ユニット増設などで借入をすることもあるかと思いますが、設備投資の度に借りていくと、いつまでたっても借入金が減りません。しかも器械は5年返済が多いので返済金額も大きくなってしまいます。
そうなると資金繰りも悪くなり、条件の悪い融資を増やすことに…。これは避けたい状況です。
そんなリスク回避のために、医院経営が軌道に乗った後はなるべく資金を貯めておく意識を持ってください。設備投資も貯めたお金で購入できるクセをつけておくのです。そうすることで、さらに増益した時は資金も貯まり、繰り上げ返済で借入金を減らすことも可能になります。

最初は長期間の借入で資金負担を軽くスタートし、軌道に乗れば資金を貯めて力を蓄える!この“作戦”ぜひ頭の隅に置いておいてください。

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