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歯科開業ブログ「コロナと矯正歯科」

「コロナと矯正歯科」

2022/06お金を残すコツ
ポイント
  • ・売上げ倍増の医院も!歯科矯正が好調
  • ・ライフスタイルの変化がプラス要因に
  • ・収益UPでも抜かりなく“あの”対策を

今「歯科矯正」がアツい!?

今年はようやく まん延防止措置が解除されたGWになりましたね。いずれの観光地にも予想を超えるたくさんの人が押し寄せました。やはりみんな旅行に飢えていたようで、ここぞ!とばかりに人が集中することになったようです。

そんな連休の人流もさることながら、歯科医院でも令和3年の診療収入は随分回復してきた様子が伺えます。ほぼコロナ前の水準に戻っていると言って良いでしょう。
そんな中、とりわけ注目されたのは矯正歯科で、コロナ前と比較して診療収入が増えたところが目立ちます。なんと、ある月の1ヶ月の売上げが前年の倍!なんていう医院もありました。「羨ましいなぁ」と思わず漏らしてしまう先生もおられそうですが、その要因を考えてみましょう。

お金を使う対象が変化!在宅&マスクも追い風

コロナ禍で、大きな会社では長くリモートワークが続きました。以降もリモートワークが基本になった大手企業も少なくありません。そうなると、出社日も限られ、在宅時間が増えます。もう何日も自宅から一歩も出ていない、なんていう人も多くおられました。
そんな就業スタイルの変化に加え、プライベートでも、外食がめっきり減って自宅で食べることがほとんどに。家族旅行にもほとんど行けない状態でした。地方に実家がある方は帰省すらもままならず、久しくご両親と会えない人も。(なんとも世知がらいですね)

そうした状態が長く続き、今までお金を使っていた対象・目的が減った結果、その需要がこれまで2番手、3番手という感じだった矯正に向かったと推察されます。それ以外にも、矯正でブラケットを装着してもマスクで見えないので矯正をするには絶好の機会だと判断した人が多かったようです。

笑った後にやってくる税金の現実

そう考えると令和3年は矯正歯科にとっては、思わぬ売上げが叶った年であったと言えます。収入が増えることは良いことですが、利益が増えると税金も増えます。しかも税金は遅れてやってきます。個人の医院では前年の所得に対して3月に所得税を支払い、6月に住民税が…。そう、まさに今のタイミングです!住民税の納付書を見て驚いてしまう先生も少なくありません。
想定外の売上げ増で収入が増え、お金を使いすぎると、後から沢山の税金で慌てることに。事前に税金の分は差し引いて資金計画を立てて欲しいと思います

未だコロナが完全に収まった訳ではありませんが、そろそろ“通常モードの消費”に戻った医院の経営を考えていきたいものです。

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