度を過ぎたチェック体制
新型コロナウィルスの影響でリモートワークが定着した感があります。
ただ、やはり完全なリモートは難しいのか、最近は出社とリモートを組み合わせる企業が多いようです。そんな中、リモートで従業員がきちんと仕事をしているか、上司がチェックしている企業も。頻繁に離席をしていないかWEBカメラで常時確認したり、仕事の進捗状況を都度閲覧したり、逐一報告をさせたりするそうです。
もちろん、さぼるのは決してよくありませんが、従業員からすると、ここまで細かく監視されるとやり辛いうえ、気持ちの良いものではありません。仕事のモチベーションもダウンしてしまうのではないでしょうか。
程よいスタッフの業務管理
歯科医院にこのようなリモートワークこそありませんが、状況的によく似たこんなエピソードがあります。受付に設置した防犯用カメラを診療室にも設置しようとしてスタッフに反対されたというのです。スタッフいわく「診療室のカメラは見張られている感じがして嫌だった」そうです。
スタッフの業務管理、丁度良い頃合いがなかなか難しいですよね。業務の説明は必要ですが頻度が大切。スタッフがサボらないよう注意も必要ですが、常識の範囲なら少しくらいサボっても見逃すことも大切です。
「お給料を払っているのだから、サボらないようチェックするのは当然」全く正論ですが、見方を変えると、実はこういうところもスタッフが定着しない原因のひとつになっているのかも。がんじがらめにすると、お互いに息が詰まるというものです。
看過できない!?スタッフの本音
ちょっと言い過ぎかもしれませんが…今の時代、むしろ少しくらいサボってもきちんと給料がもらえるのだからこの医院に残ろうというのがスタッフの本音かもしれません。少し“ユルく”育てるのが、スタッフを定着させるコツなのかもしれません。