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開業は戦いだ!開業は戦いだ!

歯科開業ブログ「ニュースタイルの医院」

ニュースタイルの医院

2020/11経営安定化の秘訣
ポイント

1.コロナ禍に考える診療所のニュースタイル
2.ユニット台数など診療効率を追求するだけではダメ?
3.キーワードは、「スタッフにとって居心地のいい職場づくり」

コロナ禍で都心のオフィスは縮小して郊外へ

建築士の方から、あるIT企業が都心のオフィスを縮小する代わりに郊外に戸建てオフィスを建築するという話を聞きました。

都心のオフィスに入居するのが成功の証であるといった向きもあり、スタッフ募集をかけるにも断然その方が好都合。ところが、そんな以前の価値観が一転したようです。

そのIT企業は、このコロナ禍で満員電車での通勤は望ましくないとテレワークを推進し、その都心オフィスへの出社は週に1、2日程度に。すると「いっそのこと、郊外にオフィスがあれば車で通えるので、その方がいいのでは?」という話になり、土地を購入してオフィスを建てることになったのだそうです。

オフィスに、ゆとりと遊び心を

その郊外の新社屋は、室内にただ単に机を並べるだけではなく、スタッフがゆとりを持って仕事ができるように休憩室や和室といった遊び心のある空間も取り入れているとか。

また、ランチタイムに関しても近くに飲食店がないので、スタッフがお弁当持参だけではなく調理もできるように厨房設備やダイニングを充実。まさに居住空間を意識したオフィスですね。

ある美容室のちょっと変わった福利厚生

一方、ある美容室でもちょっと変わった福利厚生が導入されています。職場に炊飯器とお米とふりかけを常備する、といったものなのですが、若い美容師の中には給料日前にお金を使い果たしてしまう人もいるため、オーナーが、そんな若手サポートの一環として差し入れています。

「次の給料日まで何を食べようか!?」と、そこまで切羽詰まった話でなくても、お昼にあたたかいご飯があれば美味しく食事ができるうえ、お弁当の手間も省けます。

診療機能の充実とあわせて大切にしたいこと

ここまで別業界のエピソードをご紹介しましたが、地方で開業する歯科医院は、比較的「戸建て」が多くなります。

診療施設という機能を最重要視するのはもちろんですが、前出のようにスタッフルームに厨房設備やダイニングがあれば、ちょっとした料理を作ってみんなで食事ができます。休憩室があれば仮眠ができます。このように、スタッフの休憩時間を充実させる工夫も大切です。

これからの医院づくりの新コンセプト

単にユニット何台という診療を追求するだけでなく「スタッフにとって居心地のいい職場づくり」というコンセプトも、これからの“ニュースタイルの医院”には必要かも知れません。

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