こんな時期なので……
こんな時期なので、看板のお話の続きは次回にさせていただきます。
新型コロナウィルスによる休業要請が6月から38道府県に全面解除されました。まだ予断は許しませんが、ようやく自粛から経済活動に軸足を移します。 歯科医院の開業にも影響がありました。衛生設備の資材が入らず開業が遅れた医院や、内覧会の開催がままならず順調なスタートを切れないところも。
そればかりか、ここ2、3か月は自粛意識が先に立って、外食もままなりません。常にマスクをつけて、仕事が終われば真っすぐ自宅に帰る。 そんな中で、歯科の開業など考えられるわけがありませんよね。
そんな事情もあり、6月時点で歯科の開業を進める人が激減しているのが現状です。
来年の予想開業数は大幅減少!?をどう考えるか。
この調子では開業物件を探すのも秋口以降になりそうですし、第2波が気になる方は今年度の開業を考えない方も多くなっています。
そうなると必然的に来年の開業は大幅に減少することが予想されますが、ここからが大切!
「まだまだ厳しい時期だから開業はやめておこう」と考えるか。「ライバルが少ない時期に開業してみよう」と考えるのかは、その人のマインドによります。
不況の時期に起業した方が……
テナントはこれから空き物件が増えてくるでしょう。閉店される方は残念ですが、新たに物件を探す人にとってはいいタイミングです。
「不況の時期に起業した方が成功する」とよく言われます。景気の良い時期に起業すると、大して努力しなくても売上があがって儲けも増える。すると気前よくお金を使ってしまいがち。その後、景気が悪くなると、お金を使うクセが抜けずに耐えられなくなってしまう…というケースも。
一方、厳しい時期に起業した人は、景気が悪い中でやりくりするので堅実な経営をしようと努力をします。景気が回復した後も、益々売上が上がるので困ることはないでしょう。
歯科の開業もこんな時期なので開業せずにじっと耐え忍ぶのか。それとも、こんな時期だからこそ物件を探して、来年に向けた歯科開業を目指すのか。これを機に、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。