集客に強い4つの道
集客を考えた立地について、さらに掘り下げていきます。
実際にその地域の住民が使う道を調べ、日々の暮らしでどの道を通って生活しているかをたどります。
具体的に、調べておきたいよく使う道を考えると…
(1)駅までの道。家から駅に向かう経路で使う道
(2)スーパー、ドラッグストア、コンビニなど生活必需品がある店舗までの道
(3)銀行や郵便局など金融機関に行くまでの道
(4)役所(役場)までの道
人が集まる場所と住んでいるエリア
大きなスーパーだけでなく、八百屋、魚屋、肉屋さんといった個人商店が軒を連ねる道も生活に必要な通りになります。また役所(役場)は利用する人だけでなく一定の職員が働いているので、周辺に人が集まる場所です。
このとき、最も多くの住民が住んでいるエリアはどこかを基準に考えます。さらに新興住宅街など若い世帯が多く住むエリアがあれば候補に加えます。
チェックすべきは大通りではない
住民の自宅によって個々の経路は変わりますが、上の(1)~(4)の道で、ある程度共通して通る道を調べます。
そこでポイントとなるのが大通りではない道です。大通りにつながる道で、住民がよく使う通りを調べましょう。探すべき道はこの2つ。
探すべき道その① 大通りの裏道
目的地までの大きな通りは車の渋滞がよくある。住民は大通りを避けて、抜け道をよく使うので、周辺の裏道を調べてみることが大切。
探すべき道その② 歩行者が歩ける裏道
大通りは車の往来が多いので、徒歩で買い物をする人はその通りを避ける傾向がある。年配の方や小さな子供を連れているとなおさらです。スーパーや駅に行くのに、車が少なく人の往来が多い道を探すのも方法です。
裏道は成功する開業につながる道
こうした道は大通りほど集客がなくても、生活者には認知された通り。ある程度の集客が見込め、家賃もぐっと安くなります。
大通りで開業するのは王道ですが、全員がお金をかけられる訳ではありません。少し脇に入った裏道を探すのも、成功する開業につながる道かも知れません。