鉄道が通ってないエリア
開業立地を鉄道が通ってないエリアでも考えてみましょう。
鉄道が通っていないエリアや、鉄道が1時間に1本しかないところは車が交通の中心です。車がどの道を通るかを調べます。
生活動線を考える
そのとき考えるのは、その地域の住民の生活動線です。つまり生活している人がどこに出かけているか、どの道を使っているかを考える。その中で使用頻度の高い施設や道がポイント。
生鮮食品を扱っているスーパーは主婦の方が毎日通う場所です。特にライフ、サミット、マルエツあたりの規模のスーパーがお奨め。全国チェーンでなくても地元で人気のあるスーパーなら充分です。これらのスーパーがある道沿いにある歯科医院であれば多くの住民に知ってもらえます。
「串カツ田中」の出店戦略
外食チェーン「串カツ田中」の出店戦略に「スーパーの自転車置き場の前」というのがありました。必ずしも大通りでなくても、通う人が目につく場所であれば繁盛立地になります。
それ以外に挙げられる施設としては、ドラッグストア、銀行、コンビニエンスストア、役場、小学校、公園などがあります。通う頻度が高い施設や店舗になるので、これらを目安に開業立地を探します。
「バス路線」の重要性
もう1つのポイントは「バス路線」です。実はバスの路線図は、街を見るのにとても重要な資料になります。路線はそのエリアの生活動線を具現化しています。
路線図をじっくり見ると、メインの通りには複数のバスが走っているので線も太い。さらに奥に行くと途中から枝分かれしている。その中で、沢山の本数が走っているバスはどれなのか?バスが枝分かれしているところはどこか?といった点が分岐するバス停をチェックします。そこが繁盛立地の目安になります。その近辺で開業できるかどうかを調べます。
流行る開業立地を見つけましょう
鉄道がないエリアで開業する方は、地元開業の方も多いと思います。土地勘もあるので、これらの項目をチェックしながら探せば、流行る開業立地がみつかります。