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事業承継ハンドブック 事業承継ハンドブック

円滑で安心な事業承継をサポート

第2章 事業承継の種類

事業承継を大きく分類すると、子が後継者となる「親子承継」と子以外の者が承継する「第三者承継」があります。それぞれの特徴としては次のとおりです。

1. 公的保険について

スタッフに長く活躍してもらうためには、働きやすい職場環境を作る事が大切です。スタッフが、もしもの時の生活や将来的な安心をサポートしましょう。

【パターン①】 親の医院をそのまま承継開業

そのまま承継する場合は、コストがかからない。
改装して承継する場合は、工事期間中は診療ができないため、その間のフォローが必要。

こういった人が!
  • ・ 現医院を残したい。
  • ・ 資金があまりない。
  • ・ 患者をそのまま引き継ぎたい。
  • ・ スタッフの新規雇用などできるだけ大変なことはしたくない。
  • ・ 状況をみながらゆっくり承継を進めたい。

【パターン②】 移転して承継開業

承継を機に移転をする。
物件・時期を選ぶことができる。
新規開業と同じコストがかかり、現医院の設備をどうするかという問題がある。
移転場所によっては患者やスタッフが離れてしまうリスクがあるため、フォローが必要。

こういった人が!
  • ・ もっと広いスペースが欲しい。
  • ・ 現医院を残すことにこだわりはない。
  • ・ マーケット環境が昔より悪くなっている。

【パターン③】 医療法人の分院として開業し、将来的に医療法人を承継

現医院を本院として医療法人を設立し、その分院として子先生が開業。
将来的に理事長変更手続きによって承継。
医療法人設立に時間とコストがかかる。
親先生がリタイアする時に、代替ドクターが必要。

こういった人が!
  • ・ 現医院も残したいが、子先生の医院も残したい。
  • ・ 診療スタイルは合わないが、現医院のことは心配。
  • ・ 将来的に分院を増やしたい。
  • ・ 現医院は所得が多く節税対策もやりつくした状態である。

2. 第三者承継

【パターン①】 勤務医・知り合いDr.に承継

自院の勤務医や分院長、知り合いDr.に承継。
親子ではないがすでに信頼関係があるため、引き継ぎがスムーズにいくケースが多い。
勤務医を後継者と考えている場合は、治療のかたわら経営についても実践的に教えることができる。

【パターン②】 M&Aによる承継

後継者を金融機関や専門家等に紹介してもらう場合は、信頼できる反面、案件数は限られている。
M&A仲介業者を活用する場合は、案件数は多いがコストがかかる。
また、希望のマッチングが成立し契約・譲渡までにかなりの時間がかかるケースが多い。

≪仲介業者によるM&Aの流れ(例)≫

登録・資料提供 → マッチング → 面談 → 仮契約 → 本契約・譲渡実行決済

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