スマートフォン版サイト
開業は戦いだ!開業は戦いだ!

歯科開業ブログ「歯科の開業資金 ①」

「歯科の開業資金 ①」NEW

2025/11経営安定化の秘訣
ポイント
  • ・開業時から高額器械の導入が当たり前に
  • ・金融機関からの「融資」が難航する現実

「アレもコレも揃えたい」が一因し…

歯科医院の開業相談を受けていて、ここ数年の開業資金の高騰は凄まじさを感じています。そこで、今回から2回にわたり「開業資金」のお話をしたいと思います。
テナント開業を選択した場合でも、ユニットやレントゲンなど開業時に揃えたい器械類全般の値段も高くなりました。さらに、今は「開業当初からCTを完備するのも当たり前」という風潮に。併せて、歯科用レーザーや口腔内スキャナーまで装備する歯科医院も増えています。このように設備を充実させていくと、当然ながら器械にかける金額が増えていきます。

“億超え”が普通の時代!?

そして価格高騰はそれだけではありません。上のような器械類に加え、内装工事の代金も上昇しています。コロナ禍あたりから物流コストが値上がりし、さらに円安の影響もあって輸入資材も高くなり、人手不足の影響で国内の人件費も上がっています。
そんな状況である“今の開業”と、10年前の開業を同じ基準では決して語れなくなりました。当時(10年前)はテナント開業で約6,000万円が一般的だったところ、時代背景もさることながら、現在は8,000万円から1億円ほどの資金が必要に…!

資金調達は「複数ルート確保」が定石に

こうなると、銀行などからの借入れが自ずと視野に入ってくる訳ですが、1億円の開業資金が必要だとしても、肝心の金融機関からの借入れが難しくなっているのです。
特に都内で開業する場合の1億円の借入れは大変で、複数の金融機関(からの融資)を組み合わせて何とか調達できたケースや、当初の希望額の借入れができず、急遽、両親に不足分を調達してもらったというケースもありました。
ここまで様々な諸費用の高騰に加え、借入れも難しくなっている現状を振り返りましたが、引き続き次回も「開業資金」のお話をしたいと思います。

>>開業資金関連など、森川会計へのお問い合わせは
歯科開業・歯科経営サポート「税理士法人 森川会計事務所」

◆【開業資金を試算】保険収入と自費収入の入力で、開業後の「月額利益」を確認

今回のコラムテーマ「開業資金」に関するチェックができます。早速「平均的な開業必要経費の確認」と「月額利益計算」をやってみましょう!

『歯科医院開業Start-Upチェック』を試してみる

pagetop