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開業は戦いだ!開業は戦いだ!

歯科開業ブログ「開業するのにベストな時期は?」

「開業するのにベストな時期は?」NEW

2024/06経営安定化の秘訣
ポイント
  • ・業績好調な先生の開業年齢
  • ・若年で開業するメリット
  • ・開業時期の違いで生涯年収1億円の差!?

独立開業に有利に働く年齢

私の知るところ、これまで開業年齢は35歳あたりが多かったのですが、最近では40歳を過ぎてから開業する人も増えました。

これは少なからず晩婚化も影響しているのではないかと思います。結婚して子供が生まれてから開業を決断する人も多いので、晩婚の人や未婚の人は開業時期が遅くなる傾向にあるようです。

ただ、開業するなら断然若い方が有利!できれば35歳までの開業を奨めたいところです。さらにいえば30歳で開業してもいいくらいです。実際、売上が1億円を超える医院の先生は圧倒的に若い先生が多く、30歳をめどに開業した方も珍しくありません。

“若さ”は武器になる

なぜ若い年齢で開業したほうが有利なのでしょうか?その理由を見てみましょう。
●体力だけでなく“精神的なエネルギー”も兼ね備わっています。いわゆる気力です。若いといわゆる“テンション”も高い傾向にあります。
●医院の内装(デザイン)を見ても、明るい雰囲気の医院を作る傾向があります。患者さんにアピールする「看板」も大きく目立つものを採用するケースが多いようです。
スタッフ指導の面でも熱意があり、院長の意思が伝わりやすい。若い院長の場合、スタッフと年齢も近いので、年上のお兄さんがスタッフを引っぱっていくイメージでリードできます。
●患者さんからみても若い方が有利!年配の先生の方が経験もあるから有利だという見方もありますが、実際に開業すると若い院長の方が集患に成功している印象です。

私は30歳で独立開業しましたが、今思うと若い時の方が紹介は多かったです。これは紹介者が自分よりも年上で仕事を振りやすかったためだと思います。これは自分が紹介する立場になって分かったことですが、紹介側として年下の方が紹介しやすく話しやすいもの。年上に紹介するのは気を遣います。さらに、自分の紹介が上手くいかない場合、逆に失礼にならないか、など色んなことを考えてしまいます。よほど交流があり、人間関係が出来上がっている仲の良い人でなければ、年上(先輩)には紹介しづらいものです。

歯科医院も同じことが言えます。先ほども触れましたが、年配の患者さんだけでなく、若い患者さんも若い先生の方が気軽に話せます。治療に関するちょっとした質問もしやすいです。

開業年齢で差が出る <生涯年収・返済金>

そして、肝心の「お金の面」でも若い開業の方が有利に働くことが多いです。例えば35歳で開業し毎年2000万円を30年間稼ぐと考えます。
・そうすると、単純計算で生涯年収は2000万円×30年=6億円(A)
・開業が45歳になると2000万円×20年=4億円(B)
・勤務医の年収がザッと1000万円とすると10年で1億円(C)。
上の(B)と(C)2つを足しても5億円になり、生涯年収も35歳開業の生涯年収(A)に比べ1億円減る計算になります。

借入金にも同じことがいえます。45歳に開業して借入金20年のローンを組むと返済が終わるのに65歳までかかります。定年まで借金が続くと思うとかなりプレッシャーですよね。そうなると、できれば返済は早く終わる方が良いに決まっています。借入金は早く借りて元気なうちに返しておくのがベターです。

以上のようなことを総合的に判断して、若い時に開業することが「長く成功する医院」をつくる秘訣です。

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