
歯科医院 内装・設計デザイン集

都心へのアクセスがよく、ベッドタウンとして発展した町でもある茨城県龍ケ崎市に飯島陽一理事長が「飯島歯科医院」を開業したのは1984年のこと。以来、地域に根差した歯科医療を提供し続けてきた。それから39年、ご子息の佑斗院長が跡を継ぐことを機にリニューアルオープンすることとなった。
「旧院は建物自体の老朽化が進んでいたこともあり、移転開業の形を取りました。時代に合わせた、また私の行いたい診療スタイルを念頭にデザインを考えました」そう話すのは佑斗院長だ。
1階の診療室はタービン音などが待合室に聞こえないよう、そして患者さんのプライバシーに配慮し、完全個室に。2階エリアはメインテナンスが中心となる。「私が1階を、理事長が2階を担当し、消毒室もそれぞれの階に設けました。二世帯住宅ではないですが、クリニックが2つあるようなイメージです。父の想いと私が学んできた新しい技術や考え方を融合した歯科医院にしていけたらと思っています」。
ウッドインテリアを取り入れたヴィンテージ調のデザインが暖かみを感じさせる「飯島歯科医院」。特徴的なのが待合室の隣りに設けた広めのカウンセリングルームだ。「患者さんに説明する時間を大切にするために医院の中心部に設けました。引き戸を開けるとオープンスペースにもなり、ここで子どもたちが過ごすなど、患者さんに自由に使っていただけたらとも思っています。歯科治療の価値を患者さんに伝えながら、皆さんの健康を守っていきたいです」と飯島佑斗院長は抱負を語ってくださった。
院長:飯島 佑斗
父は引き続き、診療を行うこともあり、父がこの地で培ってきた信頼と私が学んできた新しい医療を融合するような医院にしたいと思い、診療エリアを上下階に分けました。ちょうど二世帯住宅のようなイメージです。
新しい建物をつくる経験が生まれて初めてだったので、何から手をつけていいのかわからなかったのですが、同じ時期に開業する先輩にいろいろな相談をしました。また、デザインを決めるにあたっては、たくさんの写真を撮りました。それは歯科医院だけではなく、私の好きなアパレルの店内であったり、そういう写真を集め、デザイナーさんと相談しながら、イメージを決めていきました。
ただ、イメージというのはあくまでイメージだなとつくづく思いました。それは実際に、内装が出来上がってくると想像していたものとは違ったということがあったんです。これから何十年とこの医院で診療をしていくと考えた時、気分よく仕事がしたいので、なるべく妥協はせず、施工会社さんと相談しながら、内装を作り上げていきました。デザイナーさんと私とのイメージのすり合わせは、苦労をしたと同時に大事な作業だなと感じました。研修先などでも内装について質問することがありました。それで参考にしたのが大きなカウンセリングルームです。
これからも常に研鑽を積んで、それを患者さんに還元できる歯科医師でありたいと思っています。ただ、ここの土地は老若男女、いろんな方がいらっしゃるので、人間力を高めるためにも趣味も大事にしたいと思っています。そうして息抜きも大事にすることが結果的にクオリティの高い仕事につながると思っています。
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