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歯科医の平均年収は上昇傾向

小規模医院に勤務する歯科医の平均年収は上昇傾向(賃金構造基本統計調査 令和元年)

2021/01
ポイント

◆小規模医院に勤務する歯科医の5年間の平均年収は約772万円で、上昇傾向。

・開業直後の事業規模(常用労働者数5~9人)のデータに注目
・直近5年の給与は31万円アップ
・大規模医院は、小規模医院よりも平均年収が高い

歯科医師の年収は上昇傾向

毎年、厚生労働省から発表される数値は、調査対象の違い等で変動があります。
より、傾向が見やすいように5年分・10年分の平均を算出しました。

歯科医師の年収は上昇傾向
小規模医院の平均年収(9人以下)は、最近の平均値の方が高くなっています。

事業規模別 5年間平均年収

事業規模別 5年間平均年収
小規模医院と大規模医院の比較では、規模が大きい方の年収が高くなっています。

事業規模(常用労働者数)別
歯科医師の過去5年・10年の平均年収

歯科医師の過去5年・10年の平均年収 表

性別で比較すると金額・伸び率ともに男性が優位

過去5年間の男女別平均年収
性別で比較すると金額・伸び率ともに男性が優位
小規模医院に勤務する歯科医師の年収を性別で比較すると、男性の方が高くなっています。

男女の年収差
男女の年収差 表

男女別の平均年収 伸び率

事業規模別平均年収・平均年齢
女性歯科医の年収は、金額・伸び率ともに男性より、低くなっています。
これは、女性歯科医のライフイベントによる転職・勤務形態の変化などの影響が考えられます。

男女別の平均年収 伸び率
男女別の平均年収 伸び率 表

森川先生から一言!!『開業医の世帯年収は1500万程度』

今回の統計データについて税理士の森川先生からコメントをいただきました。

ここ数年は人手不足で歯科衛生士・歯科助手の給与が上がりました。勤務医はさらに数が少なく、勤務医を募集する医院では、初任給が上昇しました。そのため年収も増加の傾向にあります。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、診療収入は減少からようやく回復してきました。採用はまだ増えていないので、給与の高騰は抑えられています。(2020年秋執筆時点)

ただ、これは勤務医が中心のデータで開業医の年収はもう少し高くなります。開業した医院では奥様も働いているケースが多いため、世帯年収で判断した方がわかりやすく、弊所のクライアントの平均年収は実質1500万円程度になります。

なお、年収は手元に残るお金ではありません。ここから所得税、住民税、社会保険(健康保険料、年金)が引かれます。年収の70%~80%がおよその手取りになります。

用語・単位について

  • 年収……月額給与・賞与・残業代の合計。本ページでの単位は、万円。
  • 常用労働者……期間を定めずに雇われている。もしくは、1か月以上の期間を定めて雇われている労働者。
  • 事業規模……対象企業の全常用労働者の人数により規模を設定分類。5人以上の民間事業所ならびに10人以上の公営事業所を対象とする。
  • 調査時期……調査年の6月分賃金等と調査前年1年間の賞与などについて7月に調査した。
  • この調査を基にしたコンテンツ(外部サイト)

  • 歯開業した歯科医師の年収はどのくらい?勤務医・他の医院との差や年収推移まとめ
  • 歯科医師のお給料・年収・開業資金を徹底解説!【2020年版】
  • 参照データ

    令和元年 賃金構造基本統計調査

    賃金構造基本統計調査とは:
    主要産業に雇用される労働者について、その賃金の実態を労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数及び経験年数別に明らかにすることを目的として、毎年6月(一部は前年1年間)の状況を調査している調査です。

    統計上は、従業員数数百人規模の事業所のデータが含まれますが、ここでは、開業直後の先生方と同じ事業規模と思われる5~9人の規模のデータを中心に集計しましたた。

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